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2007年 01月 08日
クリスマス焚き火
やり場のないリビドーを美々川での焚き火で爆発させる。



JRで美々駅に向かう。
千歳から徐々に周りの外灯がなくなり始めて、ようやく美々に近づいたことを感じる。
列車に乗っているのはモンゴルさんと僕(谷内田)。
クリスマスだというのに気持ちは一向に高ぶらない。
それというのももともと6人くらい参加する予定だったけど、結局みんなキャンセルし3人だけになってしまったからだ。
にしても札幌から美々は案外遠いと知った。まさか片道900円もするなんて。

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駅から出て、真っ暗な道を歩いていると前方から1台の車がやってきた。
やっぱりこんな道でも車は走っているんだなぁと小さなことに感動。
いや、むしろこんな道でザックを背負った二人の男に出会ったドライバーのほうが驚くだろう。

と、思ったら車が急に止まってこちらへ戻ってくる。
困惑の表情のモンゴルさんと僕。
横まで来て、車から現れたのはなんと石本さん。
モン・僕「!」
酔っ払いのおじさんかヤンキーか北朝鮮の工作員でなくて良かった。
ちょうど石本さんが美々川に薪を下ろした帰りに登山者の格好をした変な二人組を見つけたのでまさかと思って止まったらしい。
どうせなので美々橋まで乗せて行ってくれるというので、お言葉に甘えて乗せていってもらうことに。
もし普通のドライバーだったとしても、凍える子羊の視線で図々しく乗せてもらおうとしたであろうことは否定しない!

石本さんと話しているうちにあっという間に美々橋についた。
着いてみると石本さんの置いていってくれた大量の薪が。

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燃やすぜ!とやる気満々のモンゴルさん



その後、部室に装備を取りに行った大前さんが遅れてやってきた。
みんな揃った所でワインを開けてメリークルシミマス!
世の中の彼女いるやつみんな死ね!クリスマスにデートなんて欧米か!
クリスマス焚き火_c0096000_22401349.jpg



宴もたけなわになってきた頃、モンゴルさんが石本さんからメールが来ていたことを気づいた。
内容は「北に30歩、東に5歩、白樺の木にいいものがかけてある」との事。

僕は好奇心に背中を強く押され、コンパスを持って駆け出した!
気分は藤岡弘、探検隊じゃないか。出てくるのは伝説の野人か、それとも美々川に住む伝説の怪獣ビッビーか。
あれって川口弘探検隊の二代目なんですね。知らなかった。
今は特番だけど、昔は月1ペースでいろんな秘境に行ってたなんてものすごいアグレッシブだったんだな〜、とおもいっきり話が逸れた。

数分後、モンゴル、大前は驚くべきものを目にする!


僕「見つけられませんでした〜」

なんという肩透かし。
二回目の捜索で石本さんが置いていってくれた”いいもの”を発見!
探した方向とまったく正反対な方向で見つかるというあまりにもベタなオチだった。

ちなみにそのいいものとはなんかめちゃめちゃ高そうなシャンパン!
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現役3人で美味しくいただきました。


焚き火を囲んで飲み食いしてると、この三人の話題はなぜかインターネットの話か、エロネタ、漫画、ゲームの話になってしまう。
時おり、すでに童貞を捨てた大前さんがいびられるが、「やっぱ2次元のほうがいいっすよ」と話が無限ループ。
しかし、ある一定のレベルを超えると僕はゲームについて話についていけなくなってしまう。

大前「いや、あのゲームは速度が速すぎてついていけないんっすよ。結局コンボゲー云々」
モン「いやわかってないなぁ。頭じゃなくて体で反応してこそ云々」

かつてこれほどまでに対立した二人を見たことがあったであろうか!ってぐらいの白熱議論ぶり。
二人の議論を無言で眺めていると、ハッと気づいたように二人が会話をやめ、

モン「ごめんごめん、ついつい暖かいもんで模型部ムードになってた(笑)」
そういうものなんだろうか、焚き火を囲んでゲームをする模型部を想像してみた。
俺「いや、いいんすよ(笑)この掛け合い、眺めてるだけで楽しいんで」
大前「そういえばモンゴルさん、谷内田って模型部の○○に似てません?」
モン「いや、○○よりは□□じゃない?」

こうなると今度こそ完璧に蚊帳の外だ。
モンゴルさんと大前さんは模型部ではこんな感じ会話してるんだな〜と納得する。

夜も更けて、12時ごろに大前さんが寒くなってきたんで寝ますね。と速攻で離脱宣言。
文句を垂れつつ、焚き火にあたるモンゴルさんと僕。
話題は今年の春休みの四万十川の話になった。
モンゴルさんの経験だと一番メンバーの仲が悪くなるのは帰りの道中らしい。
ということで1年には仲良くなる前段階として思いっきり喧嘩させようというアイデアである。

モン「んじゃ四万十下り終わったらサイフに5千円だけ残して置いていくから」
僕「そりゃないっすよ(笑)」

だそうです。佐伯・石村がんばろうね。
俺は二人の5千円上載せして帰るから。

いろんなことを話しているうちに午前4時になり、モンゴルさんもついにダウン。
ここからが焚き火キーパーの仕事だ。
といっても今回は薪がいっぱいあるのでそんな苦労はしなかった。
前回の美々川のリベンジとして今回は蒸しパンを焼くことに。
クリスマス焚き火_c0096000_3103060.jpg

こんな感じで。
この日のために蒸しパンを焼く方法を考えたのに、石本さんから「えっ、あれ冗談で言ったのに」と言われたのは予想GUYでした。

ようやく夜が明けてきたのと同時に雪が降り出した。
すぐ止むだろうと思いきや、一向に止む気配はなく、あたりは一気に真っ白になってしまった。
長居したくないのでモンゴルさんと大前さんを起こし、朝飯を食って、ゴミを燃やし急いでその場から退散した。
クリスマス焚き火_c0096000_7461723.jpg


そして帰りの美々駅。大前さんはJRでモンゴルさんと僕は出費が痛いのでヒッチで帰ることにした。
美々駅はあまり立ち寄ることがないので知らなかったが、この駅には美々ノートなるものが存在する。
この駅に降りた人が気ままに書き綴ったノートらしい。
列車が来るまで暇つぶしで目を通してみた。

案外いろんな人がこの駅に来るらしい。
寂しい無人駅を巡りでやってきた人、なんとなく名前に惹かれてやって来た人、珍しい虫を探しにやってきた人、終電逃してここに泊まる羽目になった人。
そんな中一際目を引く文章が・・・!
僕「モンゴルさん、なんかミュージシャンがここに書き込んでますよ。」
モン「え、まじで?」


『名前にひかれて降りてみました。実は昨日苫小牧、今日札幌でインストアライブがあり(中略)僕も仲間にさしてください。チーム美々ってことで。(中略)ぜってー。美々。オオゼキタク』

大前「こいつぁイタイ!」
僕「オオゼキタクなんて聞いたことないっすよ!」
モン「チーム美々ってないだろ(笑)」

と、ミュージシャン=モテるの妄想からかオオゼキタク叩きは止まらない。
しかも熱狂的なファンが書いた似顔絵があまりにも美形だったことが、モテない男たちの批判をますます強めた。

俺「どうせ売れないミュージシャンが粋がって書いたんすよ!」



大前さんと別れ、クルシミマス焚き火は無事に終わった。
寂しいものになるかと思いきや、いろんな話に花が咲き楽しい夜を過ごすことができた。
これだけ楽しいと来年のクリスマスもここにやってきてしまうかもしれない。







〜帰宅後〜
僕「そういやオオゼキタクでも調べてみるかな」


http://www.oozekitaku.com/diary/taku/2006_08.html

ええっと、結構すごい人だったぽいです。
ドラマ富豪刑事やN'sあおいの主題歌を手がけたり、アルバムも発売し今まさに脂ののらんとしている時らしいです。
皆さん、オオゼキタクを応援してあげてくださいね!
さんざん馬鹿にしてごめんなさい。でもオオゼキタクの精子です。って言ったのは大前さんですからね。


もし、美々駅へ立ち寄る機会があったら美々ノートを見てみてください。

追加(↓石本挿入)
クリスマス焚き火_c0096000_1491770.jpg

by hgwvob | 2007-01-08 16:41 | まったり


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