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2010年 10月 08日
日高サワミット2010 ~伏美岳ニタナイ川~
天気に恵まれいい沢日和でした。




12日、16時に既にキャンプ場についた僕と三佐川さんはテントを張るともうその日はやることがなくなってしまった。谷さんは7時に到着予定。石本さんと林は何時になるかわからない。・・・・・。「飲むべ!」「飲みましょう!」すなわち、宴会が始まったのだった。僕は焼酎、三佐川さんはウィスキィ。それが次の日における体調の命運を分けたのかもしれない。
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次の日、いい太陽がでていた。天気予報もよかったので期待しつつ準備をする。伏美岳登山口から出発し、枝沢を使ってニタナイ川へ下りた。しばらくは荒れた河原歩きだが、トムラウシ山からの沢出会いからが本当のスタートだ。
ナメ滝が続き、緑の苔が我々(特に現役2人)を翻弄する。コケて水に浸かりにでもしたらも~大変である。水がすごく冷たいので、浴びたらガクブルは避けられない。危うい足取りながらも一歩一歩丁寧に歩いていくように心がけた。


途中の大きなナメ滝。白ヘルが金澤で橙ヘルが林。調子こいて右にいったはいいが、上のほうでホールドが無くなってにっちもさっちも行かなくなってしまった。ツルっと行くもう止まらない。流しそうめんの如く流れていく。
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          おたすけぇ~。



雲ひとつなく澄み渡る空。
木々はもう秋の到来を感じさせる。
足元を流れる水は清く美しい。

そして、林が我慢できなくなった。

でもやっぱり水は冷たかった。



途中、岩の上に足を置くとずるっと滑り、コケそうになった。
おかしいなー岩の上にちゃんと足置いたのになーと思ってよく見てみると、透明な苔が岩一面にびっしりと張りついていた。
感動して思わず食べてしまった。
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            なまらうまいべや!

そりゃ水が冷たいハズだよね。



最後の藪こぎでは苦戦した。特にハイマツゾーンでは、「ぐおおおぉおううぅ、退けぇええ!」「バチン!」「ゲハァ!」(←サバ折りをくらった)みたいな感じで楽しい時間を過ごすことができる。特にその手の趣味の人にとってはなんとも言えない幸福な時間が約束されているのではないだろうか。
土肥とかに薦めたい。

頂上で人が手を振っていて「こっちの方が近いよー」と教えてくれた。やっとの思いで縦走路にでると一番後ろを歩いているハズの石本さんが先に待っていた。な、なぜ・・・?
どうやら僕たちとはちょっと違うルートから詰めたらしい。正解のルートは頂上ドンピシャにでるようだ。
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頂上で記念撮影。ガスなどもかかっておらず360度に綺麗に見廻せた。
三佐川さん石本さん谷さんがあれは~山その隣は~山と教えてくれたが日高の経験が全くない現役はよくわからなかった(すいません)。
行ったことのある山の頂上を別の頂上から見たときは、また別の感慨深さがあるんだろうなぁと思う。ちょっぴりOBさんがうらやましかった。
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頂上は晴れてはいたが、なかなか風があったので昼食を済ませ下山を開始する。
登りも急だったけど下りも急だな~。と、油断していたら滑って尻もちをついてしまった。ゆっくり後ろを振り返ると石本さんがニヤニヤしながら「見ぃ~ちゃった」とカメラを取り出そうとするので、僕はコケてないっすとブツブツ言いながら下山を再開したのだった。
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めちゃめちゃ楽しかったです(最後は疲れていましたが)。就職決まっていたら向こうの山を登ってみたいな~と思っています。ありがとうございました!



ネタ動画


by hgwvob | 2010-10-08 18:31


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