2007年 08月 27日
ソエマツ岳ヌビナイ右股川
今年もあの男と日高の沢に…



昨年の夏、山岳部の事故直後ということで中止にしたヌビナイ右股を、やっとのことで実行に移すことができた。噂に違わず素晴らしい函……だったけど、最初の川原歩きで見かけたちょっとした深みで、既に嬉しさの絶頂に達してしまっていた。やっぱり日高の沢は癒される。地図はこちらを参考に。(石本・記)


c0096000_147754.jpg広い川原を淡々と歩く。白い石がまぶしい。まだ夏が残っていたようだ。


c0096000_1474782.jpg標高507m二股を過ぎると「いらっしゃい」とばかりに両岸が迫ってくる。


c0096000_1482846.jpg函の入り口では「中を突破できるかも」と思わせてくれるが、奥へ行くほどツルツルで水はゴウゴウ。写真の場所は左側を高巻いたが、足元ユルユルで気持ち悪いことこの上ない。


c0096000_1484280.jpgこれは別の場所。実際には側壁にへばりついた草付きの泥に体重を預けたり、きわどくすり抜けるトラバースが最低3カ所はある。


途中で天然の洗濯機を見つけた。恐怖の動画はこちらをクリック。(2.6MB!)


c0096000_1491729.jpgお約束の飛び込み。模範演技は東京から仮出所中の「あの男」谷模範囚。


c0096000_348510.jpg水中の様子はこんな感じ。魚影はないけど平和です。


c0096000_3482371.jpg日高の写真集などでよくお目にかかる「七ツ釜」。函としての核心部はこの辺が終わり頃。


c0096000_3483669.jpgいわゆる上二股と呼ばれる標高790m二股。右はソエマツへ、左はピリカヌプリへ。


c0096000_3484654.jpgテントを張って焚火を作り、談笑していた時だった。対岸(矢印付近)を下流に向かって歩く人影が……誰?


c0096000_349150.jpgおおっと! 誰かと思ったら熊さんじゃないですか。40mほどに近づいたところで「こんな時間にどちらまで?」と声をかけたが、財布を忘れたことに気付いたのか急いで引き返していった。


c0096000_3491393.jpg拡大。
シルエットは少々変だが、バクやアリクイではない。判断力のある(?)落ち着いた熊で助かった。好奇心旺盛な若グマとか子連れとか、熊との遭遇にも運不運があるような気がする。それにしても素晴らしい登攀&藪漕ぎ技術だった。


c0096000_3492453.jpg翌日。歩き出してすぐの950m二股から左股へ入る(写真左)。帰りは右股のガレガレ沢 。これが結果としては楽で早かった。


c0096000_2328479.jpg「おいタニ、軽く埋めるくらいしてくれよ」
「え? それ俺じゃないっすよ」
「……」


c0096000_349358.jpg三日間申し分のない晴天続き(帯広では三日連続の30度越え)だったが、この日は主稜線のピーク周辺だけガスがかかって烈風が吹き付けていた。日高らしいといえばまさにこれがそうだろう。
右は谷。左のおじじは「日高仙人」の帯広在住マルモさん。なんでも教えてくれます。


c0096000_23265039.jpg上二股へ戻り、テントを撤収。一気に函地帯を抜けて下流へ移動しようということになった。下りも巻いて巻いて……手巻き寿司のように中身てんこ盛りの核心部だった。
それにしても、自分のへっぴり腰が今更ながら、怖い(左写真)。


c0096000_350515.jpgポイント507。507m二股から少し下った場所にテントを張る。とても気持ちの良いキャンプサイト。


c0096000_3501790.jpg川辺の焚火はたまらなく素敵ですね。日高に名残を惜しんでいつものように夜更かししてしまった。


c0096000_3502976.jpg昭徳左岸林道終点。右岸林道を使えばもう少し楽ができるようだった。
でもこれで終了。夏に悔いなし!
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by hgwvob | 2007-08-27 00:00 | 沢のぼり


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